A1.
日本の年金制度は3階建てと言われています。
1階部分は、誰もが入る国民年金です。基礎年金ともいいます。
2階部分は、厚生年金と共済年金です。
そして職場や職業によっては3階部分、企業年金や職域加算などが上乗せされます。
サラリーマンは「国民年金(基礎年金)+厚生年金」が基本のかたちです。一般には「厚生年金に加入している」といいます。会社に企業年金制度があれば、3階部分がプラスされることもあります。
公務員は「国民年金(基礎年金)+共済年金+職域加算」が基本。一般に「共済年金に加入している」といいます。公務員の年金が手厚いと言われるのは、この職域加算が3階部分にあるからです。
サラリーマンと公務員以外の人、つまり自営業者やその妻、学生、無職の人などは「国民年金(基礎年金)」のみ。サラリーマンの妻は保険料を免除されると言う特別な立場ですが、制度上は国民年金の加入者になります。